犬好きAmakuchiです。
夏休みを利用して千葉県・房総半島の小旅行をしてきました。そのなかで一泊した「館山ドッグワールド」(館山市)が、愛犬家の方々にオススメしたい宿泊スポットだったのでご紹介したいと想います。
愛犬家に嬉しいポイント
2017年4月にオープンしたばかりの館山ドッグワールド。めちゃくちゃ新しいです。そんな館山ドッグワールドには、愛犬と一緒の宿泊で嬉しいポイントがたくさんあるんです。
①ワンちゃん用のアメニティ
僕たち人間のためのアメニティだけではなく、ワンちゃん用のアメニティが充実しています。
たとえば
ペット用トイレシート
ケージ
うんち袋
など。ペット用アメニティが標準で用意されていると、ワンちゃんを連れた旅行の準備が楽になってかなり助かりますね。
②海が見晴らせるドッグラン
館山ドッグワールドには、庭を広々と使ったドッグランコースがあります。施設面積のほとんどがドッグラン用のコースなのでは?と思うほど広い。
ここでワンちゃんと遊ぶもよし、館山周辺の散歩コースに行くもよし、ですね。
館山周辺にはたとえば
館山ファミリーパーク
北条海岸
沖ノ島
など、格好の散歩スポットが数多くあります。(ドッグワールドのオーナーさんに教えてもらいました。)
運動不足になりがちなワンちゃんもオーナーさんも、館山周辺のお散歩スポットを歩き回っちゃいましょう!
③食事もワンちゃんと一緒に!自然食ドッグフードもある
お食事の時間もワンちゃんといっしょに居られるのも嬉しいポイントです。
ダイニングにはワンちゃんを連れて行ける上に、自然食だけで作ったオリジナルのドッグフード(有料)もあり、楽しいお食事の時間をワンちゃんと過ごすことができます。
ペットは家族同然、やっぱりごはんは家族といっしょがいいですもんね。
④バスルームがガラス張り!さりげない気配り
お部屋のバスルームはガラス張りになっていました。
なかなか見ないインテリアだなあ、と思ってドッグワールドのWebページを見てみると
バスルームはガラス張りで、ワンちゃんが寂しがることもありません。
ペットオーナーとワンちゃんのための気配り設計だったんですね。
もちろん、お風呂のガラス窓にブラインダーが付いているので、ベッドルームからの目隠しをすることも可能です。
ワンちゃんと飼い主に嬉しい設備が充実しており、愛犬を連れて宿泊したい方にとって、これ以上にない充実度と言えると思います。
実際に僕たちが宿泊したときは、ペットのワンちゃんを連れて宿泊している方がほとんどでした。
実はこの「館山ドッグワールド」は犬も泊まれるペット宿というだけではなく、介助犬の認知度を上げる目的で運営されている「介助犬の学びの宿」でもあるんです。
日本初の宿泊型介助犬体験施設
館山ドッグワールドは、介助犬の普及啓蒙活動を行う拠点としても運営されています。
介助犬とは、手足が不自由な方のために日々の生活の手伝いをする犬のことです。
似たようなお仕事をする犬に「盲導犬」がもっとも知られていると思いますが、盲導犬、聴導犬、そして介助犬をあわせて「身体障害者補助犬」と呼ばれています。
現在、介助犬のサポートを必要としている方の数が約15,000人いるのに対し、全国にいる介助犬は70頭ほどだそうです(2018年7月現在)。
まだまだ普及しているとは言い難い介助犬の存在をもっとPRするという目的で、館山ドッグワールドでは介助犬のデモンストレーションが行われています。
介助犬のデモンストレーション
僕たちが実際に見せてもらった介助動作は
脱衣のサポート
冷蔵庫から物(ペットボトル飲料)を取り出す
着信した携帯電話を取ってくる
割り箸を割る
コンビニおにぎりの包装を開ける
など。とくにコンビニおにぎりのパッケージを器用に口を使って開ける動作を見たときは、介助犬ってこんな細かい動作まで出来るんだ、と驚きました。
どういう訓練を通してこれらの介助動作を身につけるのか、など興味深い話も聞かせてもらいました。介助犬のデモンストレーションは、館山ドッグワールドに宿泊したら是非参加してください!
不足する介助犬
さきほども述べたように、介助犬を必要としている方の数15,000人に対して、介助犬は70頭ほどしかいないのが現状です。
ユーザーに合わせて介助犬を一頭一頭育てる
介助犬を1頭育てるために300万円以上の育成費が必要
介助犬には公的助成金がほとんどない
といった背景のため、介助犬の数が不足しているのが現状だそうです。
館山ドッグワールドを運営している日本介助犬福祉協会では募金活動を行っています。
また館山ドッグワールドの運営による収益も、介助犬普及活動に役立てられているそうです。
アクセス
〒294-0221 千葉県館山市布沼1210-122