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ヨルシカってどういうアーティスト? バンドじゃないの?

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夕暮れ時のエモさが好きなAmakuchiです。

この記事を書いている現在、平成30年8月の下旬です。

そうです、平成最後の夏なのです。

ただでさえ夏の終わりはエモいのに,平成最後となってはエモさも上乗せの極みです。
そんな季節なので、夏が好き、エモいのが好きという方にぴったりなアーティストを紹介します。

その名も、ヨルシカです。

ヨルシカってどんなアーティスト?

ヨルシカは、2人組のアーティストです。
コンポーザー兼ギタリストのn-buna(ナブナ)さんと,ボーカルのsuis(スイ)さんの2人がメンバーとなっています。

アーティストという表現を僕がしているのは、ヨルシカがバンドであることをn-bunaさん自身が否定しているからなのです。


インタビューやキャスでも、n-bunaさんはヨルシカを一貫して「1つの作品」と形容しています。
ヨルシカは2017年にデビューしましたが、今現在までで、ほとんどライブを行っていません。

それは、n-bunaさんの「ヨルシカは作品であるため、人間(n-bunaさんやsuisさん自身)はあまり表に出るべきでない」という考えがあるからだそうです(webでのライブ生放送の発言より)。

とはいえ、ライブを全くやらないというわけではないみたいですので、機会があればヨルシカの生の演奏を聴いてみたいですね。




n-buna(ナブナ)ってどういう人?


【初音ミク】 始発とカフカ 【オリジナル曲】


n-bunaさんは、ヨルシカのコンポーザー兼ギタリストで、ヨルシカの全楽曲の作詞作曲編曲を担当しています。

つまり,ヨルシカの顔というべき存在です。


そんなn-bunaさんは,いったいどういう人なのでしょうか?

n-bunaさんはボカロPであり、ヨルシカを始める前からボカロ好きであれば知らない人はいないという存在でした。

ボカロP出身のアーティストといえば、米津玄師(ボカロP名はハチ)さんが有名ですが、n-bunaさんも有名なボカロPです。

2012年にデビューしてから、これまでに9曲がミリオン(100万回再生)を獲得しています(2018年8月現在)。
そのうち3曲はトリプルミリオン(300万回再生)を突破しており,まさにトップクラスのボカロPの1人と言えるでしょう。

n-bunaさんの作る曲はどんな感じなの?

n-bunaさんの楽曲は切なく、どこか懐かしさを感じるような情緒的で詩的な歌詞を特徴としますが、その曲調は多彩で,ロックテイストからミディアムバラード、ポップなものまで幅広いものを描かれています。
n-bunaさんは、「同じ物を作るのはつまらない」という考えを持っているそうで、作曲の際に色々なことを試したい方のようです。
そのため、色々なジャンルの曲を作ることができるのですね。

とはいえ、作る曲の特徴に共通していることもあるようです。

僕は昔から切ないものが好きなんです。それが僕の作る曲に一貫してあるものなのかもしれないですね
(インタビュー記事「“新進気鋭のボカロP、n-buna。ボーカロイドとロックがタッグを組んだ最新作を語る」より)

n-bunaさんの作る曲には、「」、「別れ」、「」といったモチーフがよく出てきます。
一方でそれらは「悲しさ」の象徴ではなく、曲の中で「美しさ」、「愛しさ」といったものと織り交ざり、n-bunaさん独特の世界観を作り出すのでしょう。

n-bunaさんの作った曲が多くの人を惹きつけるのも、こういった「切ない」世界があってからこそだと思います。

また、n-bunaさんは自身のボカロ曲のライブで歌うことはありませんが、それは「自分の声が嫌い」という理由があるからだそうです。
とはいえ、代表曲の1つである「夜明けと蛍」をセルフカバーしている動画があります。


夜明けと蛍 / ナブナ


これを聴くと、どこか心が落ち着くような素敵な声だと感じました。

ちなみに、n-bunaさんのご実家は岐阜県にあるそうで、曲のイメージや雰囲気は地元の風景からインスピレーションを得ていることも多いそうです。


自然が豊かな、とても良い場所ですよね…! たしかに、夏のイメージにぴったりです。

suisさんってどんな人?

suisさんは、ヨルシカのボーカルです。
中性的で透き通った声ながら、落ち着いた歌い方だけでなく力強い歌い方も出来るなど、多彩な表現ができるボーカリストです。

n-bunaさんとは知人の紹介で知り合い、n-bunaさんのワンマンライブでボーカリストを務めたりなど、ヨルシカ結成以前からのお付き合いのようです。

suisさんの声について、n-bunaさんはインタビュー記事で以下のようにコメントしてます。

ロックでもちゃんと映えて、かつバラードや浮遊感のある音楽にも対応できるような、ちょっとハスキー成分のある歌声の方を探していて。そこにちょうど当てはまる声質だし、しかも歌がうまい。「この人だ!」と思ってお願いしました。
(ヨルシカ「夏草が邪魔をする」インタビューより)

まさに、n-bunaさんが探し求めていた存在だったというわけですね。



ちなみに驚きの事実なのですが、suisさんは以前から歌を専門とした活動をしていたわけではなかったそうです。

家の中で掃除するときに大声で歌ったり、料理しながら鼻歌を歌うくらいで(笑)。誰かに聴かせるということはしていなかったです。
(ヨルシカ「夏草が邪魔をする」インタビューより)

音楽を聴くこと自体も、あまり多くなかったようです。

それでいてあの歌唱力、あの表現力なのですから、すごく才能のある方なのだなぁと思いますね。

ヨルシカの成り立ち

n-bunaさんが元々ボカロを主軸に活動していたことは説明しました。

では、ヨルシカはどういう経緯で結成されたのでしょうか。

それは、n-bunaさんの「新しいことを試してみたい」という発想から始まったそうです。

最初の方でも書いたように、n-bunaさんはヨルシカをあくまで「作品」として捉えています。


ですので、ボカロPをやめてヨルシカに移行した、というわけではないそうです。
ボカロでなければ表現できないものという部分もありますもんね。

これからもボカロで新曲を出し続けてくれるそうですので、そちらも楽しみですね。


ちなみに、この「ヨルシカ」というアーティスト名は、1stミニアルバムの「夏草が邪魔をする」に収録されている、「雲と幽霊」という曲の歌詞から取られています。


ヨルシカ - 雲と幽霊 (MUSIC VIDEO)


とても素敵な曲ですので、一度聴いてみたうえで、どの歌詞がその部分にあたるのかを探してみてくださいね。

ヨルシカのここが素敵

ここまでヨルシカについて説明してきましたが、どこが素敵なのかを具体的に説明していきたと思います。

歌詞が素敵

ヨルシカの楽曲についても、n-bunaさんの持ち味である「切なさ」が存分に表現されています。
その美しい世界観は、小説や詩集を題材としたり、そこから言葉を引用することによって、非常に深みのあるものとなっています。

例えば「靴の花火」は、宮沢賢治の「よだかの星」がモチーフになっているそうです。

ヨルシカ - 靴の花火 (Music Video)

また、「ただ君に晴れ」では、正岡子規の俳句「絶えず人 いこふ夏野の 石一つ」が引用されています。

ヨルシカ - ただ君に晴れ (MUSIC VIDEO)

これらは、n-bunaさんが近現代の文学を好んでいることに由来します。
このような歌詞の作り方をされていることで、何度も見返したくなるような趣のある歌詞に仕上げられているのですね。

楽曲が素敵

いうまでもないことかもしれませんが、楽曲が素敵です。
n-bunaさんが作ったボカロ曲にはなく、「ヨルシカ」だからゆえという部分を述べるのであれば、suisさんの歌声と曲との調和です。
suisさんの、透明感がある歌声は、n-bunaさんが作る音楽とぴったり合っています
n-bunaさんが作った曲を人間が歌うとこうなるのか、ではなく、suisさんの歌声によってn-bunaさんの新たな領域が開拓されている、そんな印象を受けます。
メロディーも、一度聴けば耳から離れないようなキャッチ―さと、他のアーティストには見られないようなオリジナリティが織り交ざっています。
これは、ボカロの音楽とポップやロックを初めとする現代の幅広い音楽を上手く融合させたn-bunaさんだからこそできることでしょう。

コンセプトが素敵

n-bunaさんのこだわりとして、「アルバムは1つの作品とする」という考えがあるそうです。
ですので、もちろん一曲一曲も素晴らしいのですが、ヨルシカの楽曲はアルバム全体として聴くのをおすすめします。

例えば、1枚目のミニアルバムである「夏草が邪魔をする」では、全体的に「」がテーマとなっています。
さらに、7曲目の「雲と幽霊」は3曲目の「言って。」のアンサーソングとなっています。
また、4曲目の「あの夏に咲け」には2曲目「カトレア」のフレーズが入ってたりと、アルバム全体としての完成を意識した構成になっているんですね。

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2枚目のミニアルバムである「負け犬にアンコールはいらない」でも、全体として歌詞に文学作品から引用したりと、共通のコンセプトがあります。

これらは、曲の位置や、曲同士のつながりといった、細かいところまで作りこまれています。 こういった芸術的な感性も、ヨルシカの魅力の1つと言えるでしょう。

おわりに

今、もっともエモく、もっとも熱いアーティストであるヨルシカについてまとめました。
去年大ブレイクした米津さんと同じく、これからどんどん有名になっていくと思われます。

興味を持った方は、ぜひ色々と聴いてみてくださいね。

以上、夏が終わってほしくないAmakuchiでした!